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「妙好人」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

 
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 念仏者をほめ<kana>称(たた)</kana>えていう語。<kana>好人(こうにん)</kana>・<kana>希有人(けうにん)</kana>・<kana>最勝人(さいしょうにん)</kana>ともいう。念仏を信授する人は、人中の<kana>白蓮華(びゃくれんげ)</kana>のように、尊くすぐれているという意。
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 念仏者をほめ<kana>称(たた)</kana>えていう語。<kana>好人(こうにん)</kana>・<kana>希有人(けうにん)</kana>・<kana>最勝人(さいしょうにん)</kana>ともいう。念仏を[[信受]]する人は、人中の<kana>白蓮華(びゃくれんげ)</kana>のように、尊くすぐれているという意。
  
 
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 妙好人とは、善導大師が『観経疏』「散善義」で念仏者を称賛する言葉の一つである。『観経』の流通分にある、
 
 妙好人とは、善導大師が『観経疏』「散善義」で念仏者を称賛する言葉の一つである。『観経』の流通分にある、
:「もし念仏するものは、まさに知るべし、この人はこれ人中の分陀利華なり(若念仏者 当知此人 是人中分陀利華)」([[観経#P--117|観経 P.117]])
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:「もし念仏するものは、まさに知るべし、この人はこれ人中の[[分陀利華]]なり(若念仏者 当知此人 是人中 分陀利華)」([[観経#P--117|観経 P.117]])
 
という文の解釈をされて、
 
という文の解釈をされて、
 
:もし念仏のひとはすなはちこれ人中の好人なり、人中の妙好人なり、人中の上上人なり、人中の希有人なり、人中の最勝人なり。([[観経疏 散善義 (七祖)#五種嘉誉|散善義 P.499]])
 
:もし念仏のひとはすなはちこれ人中の好人なり、人中の妙好人なり、人中の上上人なり、人中の希有人なり、人中の最勝人なり。([[観経疏 散善義 (七祖)#五種嘉誉|散善義 P.499]])
と五に開いて、なんまんだぶを称える念仏者を誉められた中の妙好人をいう。近代に入って、妙好人とは篤信者をいうようになったのだが、本来は「念仏衆生摂取不捨」の、なんまんだぶ(持 無量寿仏名)を称える人を嘉誉する語であった。
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と[[分陀利華]]を五に開いて、なんまんだぶを称える念仏者を誉められた中の妙好人をいう。近代に入って、妙好人とは篤信者をいうようになったのだが、本来は「念仏衆生摂取不捨」の、なんまんだぶ(持 無量寿仏名)を称える人を[[JDS:嘉誉|嘉誉]]する語であった。
  
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2023年6月28日 (水) 18:33時点における最新版

みょうこうにん

 すぐれて好ましい人。(消息 P.748)

 念仏者をほめ(たた)えていう語。好人(こうにん)希有人(けうにん)最勝人(さいしょうにん)ともいう。念仏を信受する人は、人中の白蓮華(びゃくれんげ)のように、尊くすぐれているという意。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

262,538,682,748,922

 妙好人とは、善導大師が『観経疏』「散善義」で念仏者を称賛する言葉の一つである。『観経』の流通分にある、

「もし念仏するものは、まさに知るべし、この人はこれ人中の分陀利華なり(若念仏者 当知此人 是人中 分陀利華)」(観経 P.117)

という文の解釈をされて、

もし念仏のひとはすなはちこれ人中の好人なり、人中の妙好人なり、人中の上上人なり、人中の希有人なり、人中の最勝人なり。(散善義 P.499)

分陀利華を五に開いて、なんまんだぶを称える念仏者を誉められた中の妙好人をいう。近代に入って、妙好人とは篤信者をいうようになったのだが、本来は「念仏衆生摂取不捨」の、なんまんだぶ(持 無量寿仏名)を称える人を嘉誉する語であった。

念仏
分陀利華
五種の嘉誉