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「利他」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

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 「行巻」192頁9行以下の本文および脚註参照。ここでの菩薩は法蔵菩薩のこと。入は自利、出は利他にあたる。 ([[二門#P--548|二門 P.548]])
 
 「行巻」192頁9行以下の本文および脚註参照。ここでの菩薩は法蔵菩薩のこと。入は自利、出は利他にあたる。 ([[二門#P--548|二門 P.548]])
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[[Category:追記]]

2019年11月7日 (木) 13:14時点における版

りた

Ⅰ 他の衆生(しゅじょう)功徳(くどく)利益(りやく)を施すこと。自利に対する語。

Ⅱ 阿弥陀如来衆生(しゅじょう)を救済するはたらきをいう。他力の意。→自利(じり)。 (信巻P.211信巻P.231信巻P.235, 浄文 P.478)

 
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

りた・たり

 「行巻」192頁9行以下の本文および脚註参照。ここでの菩薩は法蔵菩薩のこと。入は自利、出は利他にあたる。 (二門 P.548)

◆ 参照読み込み (transclusion) JDS:自利・利他

じり・りた/自利・利他

自利は自らの利益利他は他者の利益のこと。自利は上求菩提利他は下化衆生を意味する。『智度論』三では「一切の諸漏尽、不悔、解脱等の諸功徳、是れ自利益と名く。信、戒、捨、定、慧等の諸功徳能く他の人に与う、是れ利益他と名く」(正蔵二五・八二上)と定義する。声聞自利のみを求め、菩薩自利利他の二利を行う。菩薩は自他平等の視点から自利利他が相即の関係であるが、声聞自利のみであるがゆえに一切法を獲得できず自利すらも浅いという。


【参照項目】➡上求菩提下化衆生自損損他他利


【執筆者:小澤憲雄】