操作

トーク

「利他」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

3行目: 3行目:
  
 
 自利と利他のこと。<br />
 
 自利と利他のこと。<br />
Ⅰ 大乗の菩薩は、自利がそのまま利他となり、利他がそのまま自利となる自利利他円満を理想としている。<br />
+
Ⅰ 大乗の菩薩は、[[自利]]がそのまま[[利他]]となり、[[利他]]がそのまま[[自利]]となる自利利他円満を理想としている。<br />
Ⅱ 親鸞は、自利を自力の意、利他を他力の意としても用いている。『愚禿鈔』には
+
Ⅱ 親鸞は、[[自利]]を自力の意、[[利他]]を他力の意としても用いている。『愚禿鈔』には
:「おほよそ心について、二種の三心あり。一には自利の三心、二には利他の三信なり」 ([[愚禿下#no85|註 541]])
+
:「おほよそ心について、二種の三心あり。一には[[自利]]の三心、二には[[利他]]の[[三信]]なり」 ([[愚禿下#no85|註 541]])
 
とある。(浄土真宗辞典)
 
とある。(浄土真宗辞典)
 
}}
 
}}
  
 
[[Category:追記]]
 
[[Category:追記]]

2019年12月22日 (日) 15:27時点における版

じりりた 自利利他

 自利と利他のこと。
Ⅰ 大乗の菩薩は、自利がそのまま利他となり、利他がそのまま自利となる自利利他円満を理想としている。
Ⅱ 親鸞は、自利を自力の意、利他を他力の意としても用いている。『愚禿鈔』には

「おほよそ心について、二種の三心あり。一には自利の三心、二には利他三信なり」 (註 541)

とある。(浄土真宗辞典)