「二回向四法」の版間の差分
出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』
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− | [[往相]] | + | '''[[往相]]の'''回向と'''[[還相]]'''の[[回向]]、それを成立させる教・行・信・証の'''四法'''のこと。<br /> |
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− | つつしんで[[浄土真宗]]を案ずるに、二種の回向あり。一つには[[往相]]、二つには[[還相]]なり。往相の回向について真実の[[教行信証]]あり。 ([[顕浄土真実教文類#真宗大綱|教文類 p.135]]) | + | つつしんで[[浄土真宗]]を案ずるに、二種の回向あり。一つには'''[[往相]]'''、二つには'''[[還相]]'''なり。往相の回向について真実の[[教行信証]]あり。 ([[顕浄土真実教文類#真宗大綱|教文類 p.135]]) |
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− | 二つに[[還相]] | + | 二つに'''[[還相]]'''の回向といふは、すなはちこれ[[利他教化地の益]]なり。すなはちこれ[[必至補処の願]]([[第二十二願]])より出でたり。また一生補処の願と名づく。また還相回向の願と名づくべきなり。『註論』(論註)に顕れたり。ゆゑに願文を出さず。『論の註』を披(ひら)くべし。([[顕浄土真実証文類#還相回向|証文類 p.313]]) |
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2022年10月14日 (金) 11:54時点における版
にえこう-しほう
往相の回向と還相の回向、それを成立させる教・行・信・証の四法のこと。
「教文類」には、
とある。
「証文類」には、二つには還相なりをうけて、
二つに還相の回向といふは、すなはちこれ利他教化地の益なり。すなはちこれ必至補処の願(第二十二願)より出でたり。また一生補処の願と名づく。また還相回向の願と名づくべきなり。『註論』(論註)に顕れたり。ゆゑに願文を出さず。『論の註』を披(ひら)くべし。(証文類 p.313)
とある。