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「安心論題」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

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2024年2月7日 (水) 22:32時点における版

あんじんろんだい

あんじんろんだい 安心論題

 本願寺派における論題の中、特に宗意安心に関する論題のこと。殿試(でんし)の際の出題範囲とされる。嘉永5年 (1852)、学林において初めて論題が設けられ講義が行われた。以来、論題にもとづいた講義・会読(かいどく)が盛んになり、松島善譲の『真宗論要』東陽円月の『宗要百論題』足利義山の『真宗百題啓蒙』など、学匠ごとに種々の論題が設けられるが、大正14年 (1925)、本願寺派勧学寮において安心論題 (30題)・教義論題 (70題)・附題 (10題)・外題 (20題) の計130題に整理集約された。その後、安心論題に関しては、昭和39年 (1624)、25題に整理統合された。平成14年 (2002) には、さらに整理統合され、①聞信義相、②三心一心、③歓喜初後、④二種深信、⑤信心正因、⑥信一念義、⑦タノムタスケタマヘ、⑧所帰人法、⑨機法一体、⑩十念誓意、⑪六字釈義、⑫念仏為本、⑬行一念義、⑭称名報恩、⑮正定滅度、⑯往還分斉、⑰平生業成の17論題となった。(浄土真宗辞典)

◆ 参照読み込み (transclusion) 安心論題の話

この『やさしい 安心論題の話』のテキストは、今はもう西方仏国の住人となられた近藤智史さんが入力したものを掲載しています。なお本文中の引用で(真聖全)となっている『真宗聖教全書』への参照は、適宜当サイトの聖教へのリンクとなっています。また編集者の独断で文の状況に応じて用語や文章中に脚注を入れてあります。
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安心論題の話

はじめに
(1)聞信義相
(2)三心一心
(3)信願交際
(4)歓喜初後
(5)二種深信
(6)信疑決判
(7)信心正因
(8)信一念義
(9)帰命義趣
(10)タノム 
(11)所帰人法
(12)機法一体
(13)仏凡一体
(14)五重義相
(15)十念誓意
(16)六字釈義
(17)正定業義
(18)彼此三業
(19)念仏為本
(20)必具名号
(21)行一念義
(22)称名報恩
(23)即得往生
(24)平生業生
(25)正定滅度
おわりに

旧25論題について書かれた、『やさしい 安心論題の話』(灘本愛慈著)より

はじめに

(1)聞信義相

(2)三心一心

(3)信願交際

(4)歓喜初後

(5)二種深信

(6)信疑決判

(7)信心正因

(8)信一念義

(9)帰命義趣

(10)タノム・タスケタマヘ

(11)所帰人法

(12)機法一体

(13)仏凡一体

(14)五重義相

(15)十念誓意

(16)六字釈義

(17)正定業義

(18)彼此三業

(19)念仏為本

(20)必具名号

(21)行一念義

(22)称名報恩

(23)即得往生

(24)平生業生

(25)正定滅度

おわりに

往還分斉


注:現在の安心論題は17論題になっております。
  ・減ったもの
    信願交際 ⇒ 三心一心に含める
    信疑決判 ⇒ 二種深信に含める
    帰命義趣 ⇒ 六字釈義に含める
    仏凡一体
    五重義相
    正定業義 ⇒ 念仏為本に含める
    彼此三業
    必具名号 ⇒ 十念誓意に含める
    即得往生 ⇒ 往還分斉に含める
  ・加わったもの
    往還分斉

  30論題から25論題になった時にはずされた論題
    三願欲生
    転教口称
    三不三信
    一念多念

    誓願名号