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2021年12月26日 (日) 02:20時点における版
つや 通夜
「つうや」 ともいう。夜を通して行われる仏事のこと。
Ⅰ 葬送儀礼の一つで、葬儀までの夜毎、もしくは前日に、遺族や有縁の人々が仏前に集まって行われる。浄土真宗では通夜勤行が勤められる。
Ⅱ 報恩講の時に夜を通して法義を聴聞し、仏徳や親鸞の恩徳を讃嘆することをいう。(浄土真宗辞典)
越前では通夜を
なお通夜とは
- 一 親鸞は父母の孝養のためとて、一返にても念仏申したること、いまだ候はず。そのゆゑは、一切の有情はみなもつて世々生々の父母・兄弟なり。いづれもいづれも、この順次生に仏に成りてたすけ候ふべきなり。わがちからにてはげむ善にても候はばこそ、念仏を回向して父母をもたすけ候はめ。ただ自力をすてて、いそぎ浄土のさとりをひらきなば、六道・四生のあひだ、いづれの業苦にしづめりとも、神通方便をもつて、まづ有縁を度すべきなりと[云々]。(歎異抄 P.834)
と、あるように孝養(追善供養)ではなく、故人の死をを縁として、自らが生死を超える往生浄土のご法義を聴聞する場であるとする。