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「悉皆成仏」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

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2024年3月15日 (金) 10:42時点における版

しっかい-じょうぶつ

悉皆成仏

 「悉皆」は、すべて。「草木国土悉皆成仏」の略。草木や国土といった心を持たないものも心をもつ有情のものが成仏することにより、すべてが仏になるということ。➡gooj:悉皆成仏

御開山は、『唯信鈔文意』正嘉本で、

この如来、微塵世界にみちみちたまへり、すなはち一切群生海の心にみちたまへる也、草木国土ことごとくみな成仏すととけり[1]。(唯信鈔文意(正嘉本)#P--0702

と、「草木国土ことごとくみな成仏す」(草木国土、悉皆成仏)と記述されておられた。

心なり

  1. 平安時代前期の天台宗の僧安然(841年)? - 915年)?)の『勘定草木成仏私記』に「一仏成道、観見法界、草木国土、悉皆成仏(一仏成道し法界を観見すれば、草木国土、みなことごとく成仏したり)」とある。