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珠数

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

2024年1月4日 (木) 00:26時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版

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じゅず

 数珠とも書く。 (御文章 P.1116)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

珠数、数珠はここへ転送される。

ねんじゅ 念珠

 木の実や宝石・金属などの珠を紐で通して輪にしたもの。仏・菩薩を礼拝するとき手にかける。珠の数は煩悩の数といわれる百八が基準となっている。仏名を称える時、手で繰りながら数取りに用いられたことから、数珠・珠数とも書き、「じゅず」 「じゅじゅ」 「ずず」 などと読む。浄土真宗では、念仏の数取りに用いることはなく、仏祖の尊前で礼拝する時に用いる。『御文章』2帖目第5通には

「珠数の一連をももつひとなし。さるほどに仏をば手づかみにこそせられたり」 (註 11116)

とある。(浄土真宗辞典)

浄土真宗では功徳を積むための念仏の数取りはしないといふ建前だが、御開山の「鏡のご影」や「安城のご影」「熊皮のご影」などでは、数珠を爪繰(つまぐ)っておられる。覚如上人が盛んに提唱された信心正因 称名報恩説に固執して数珠を念珠と言い換えるのは行き過ぎである。