いま…かくのごとし

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 通常は「いままさにつぶさに説くべし。無量寿仏・世自在王仏…この諸仏世尊、現に十方の清浄世界にまします。 みな名を称し憶念すべし。阿弥陀仏の本願はかくのごとし」と読む。

親鸞聖人は「諸仏はすべて阿弥陀仏の名号を称揚讃嘆する」という意に転じ、原文を読み改められた。  (行巻 P.153)


 出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社)
 出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社)
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原文:(*)

今当具説。無量寿仏。世自在王仏。 {以下続く佛名を省略}

いままさにつぶさに説くべし。無量寿仏・世自在王仏……。

是諸仏世尊現在十方清浄世界。

このもろもろの仏世尊現に十方の清浄世界にまします。

皆称名憶念。阿弥陀仏本願如是。若人念我称名自帰。即入必定得阿耨多羅三藐三菩提。是故常応憶念

みな名を称し憶念すべし。 阿弥陀仏の本願はかくのごとし、「もし人われを念じ名を称してみづから帰すれば、すなはち必定に入りて阿耨多羅三藐三菩提を得」と。このゆゑにつねに憶念すべし。
御開山:(*)

今当具説。無量寿仏。世自在王仏。 {中略}

いままさにつぶさに無量寿仏を説くべし。世自在王仏[乃至その余の仏まします]

是諸仏世尊 現在十方清浄世界 皆称名 憶念阿弥陀仏本願如是。

この諸仏世尊、現在十方の清浄世界に、みな名を称し阿弥陀仏の本願を憶念することかくのごとし。

若人 念我称名 自帰 即入必定 得阿耨多羅三藐三菩提 是故常応憶念。

〈もし人、われを念じ名を称しておのづから帰すれば、すなはち必定に入りて阿耨多羅三藐三菩提を得、このゆゑにつねに憶念すべし〉と。
  • この「われを念じ名を称しておのづから帰すれば、すなはち必定に入りて阿耨多羅三藐三菩提を得」の文が、御開山の現生正定聚説の大きな根拠となった。