だいり
大きな利益、すなわち無上涅槃に至ること。(真要鈔 P.979)
【左訓】
- ①「涅槃に入るを大利といふなり」(異本)(浄土 P.561)
- ②「涅槃ねはんのさとり」(三経 P.637)
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
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だいり 大利
小利に対する語。大きな利益、すなわち無上涅槃に到ること。「行巻」には
- 「大利といふは小利に対する言なり」(註 188)
とある。→一念大利。(浄土真宗辞典)
『大経』弥勒付属の文には
- 「それかの仏の名号を聞くことを得て、歓喜踊躍して乃至一念せんことあらん。まさに知るべし、この人は大利を得とす。すなはちこれ無上の功徳を具足するなり」(註 81)
と説かれている。
- →信疑得失
- →報化二土
- →一念大利
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