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「五重の義」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

 
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ごじゅうのぎ
 
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 [[往生]][[浄土]]のための五種の[[因縁]]。他力信心獲得の過程を示したもの。[[宿善]]・[[善知識]](ぜんぢしき)・仏の[[光明]]・[[信心]]・[[名号]](みょうごう)の五。宿善によって善知識にあい、[[本願]]の法を聞き、[[光明]]のはたらきによって信心獲得の身となり、他力の信心を得れば必ず名号が称名念仏として出てくるという意。
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 [[往生]][[浄土]]のための五種の[[因縁]]。他力信心獲得の過程を示したもの。[[宿善]]・[[善知識]]・仏の[[光明]]・[[信心]]・[[名号]]の五。宿善によって善知識にあい、[[本願]]の法を聞き、[[光明]]のはたらきによって信心獲得の身となり、他力の信心を得れば必ず名号が称名念仏として出てくるという意。
  
[[蓮如]]上人は『口伝鈔(くでんしょう)』『執持鈔(しゅうじしょう)』『浄土見聞集(じょうどけんもんしゅう)』などにみられる文義によってこの五重の義を立て、他力信心の由来を示し、十劫安心(じっこうあんじん)、善知識だのみといったあやまった見解をただされた。
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[[蓮如]]上人は『<kana>口伝鈔(くでんしょう)</kana>』『<kana>執持鈔(しゅうじしょう)</kana>』『<kana>浄土見聞集(じょうどけんもんしゅう)</kana>』などにみられる文義によってこの五重の義を立て、他力信心の由来を示し、<kana>十劫安心(じっこうあんじん)</kana>、善知識だのみといったあやまった見解をただされた。
  
 
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[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/821195 『浄土見聞集』国立国会図書館デジタルコレクション]

2017年6月6日 (火) 03:49時点における版

ごじゅうのぎ

 往生浄土のための五種の因縁。他力信心獲得の過程を示したもの。宿善善知識・仏の光明信心名号の五。宿善によって善知識にあい、本願の法を聞き、光明のはたらきによって信心獲得の身となり、他力の信心を得れば必ず名号が称名念仏として出てくるという意。

蓮如上人は『口伝鈔(くでんしょう)』『執持鈔(しゅうじしょう)』『浄土見聞集(じょうどけんもんしゅう)』などにみられる文義によってこの五重の義を立て、他力信心の由来を示し、十劫安心(じっこうあんじん)、善知識だのみといったあやまった見解をただされた。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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『浄土見聞集』国立国会図書館デジタルコレクション