「浄土門関連文献」の版間の差分
出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』
3行目: | 3行目: | ||
法然聖人関連 | 法然聖人関連 | ||
---- | ---- | ||
− | *[[和語灯録]] | + | *[[和語灯録]] [[jds:道光|了慧]]編 [[jds:道光|了慧]]が法然聖人の遺文を蒐集編纂したもの。 |
*[[拾遺和語灯録]] 上に同じ。 | *[[拾遺和語灯録]] 上に同じ。 | ||
*[[七箇条制誡]] 法然門下での種々の異義について諫められた法然聖人の制誡。 | *[[七箇条制誡]] 法然門下での種々の異義について諫められた法然聖人の制誡。 | ||
− | *[[三心料簡および御法語の訓読|法然上人伝記(醍醐本)]] | + | *[[三心料簡および御法語の訓読|法然上人伝記(醍醐本)]] 大正6年に醍醐寺三宝院で発見された[[jds:源智|勢観房源智]]または弟子が書き記されたといわれる法然聖人の遺文。 |
− | *[[醍醐本法然上人伝記#『三心料簡および御法語』|三心料簡事]] | + | *[[醍醐本法然上人伝記#『三心料簡および御法語』|三心料簡事]] 醍醐本 上に同じ。『観経』の三心釈に独自の見解を示されている。 |
*[[三部経大意(良聖本)]] 金沢文庫本 神奈川県の金沢文庫に襲蔵されてきた法然聖人の法語。 | *[[三部経大意(良聖本)]] 金沢文庫本 神奈川県の金沢文庫に襲蔵されてきた法然聖人の法語。 | ||
25行目: | 25行目: | ||
---- | ---- | ||
*[[hwiki:淨土法門源流章|淨土法門源流章]] [[jds:凝然|凝然]] インド、中国、日本の三国にわたる浄土教の弘通を教義史的に明かす書。 | *[[hwiki:淨土法門源流章|淨土法門源流章]] [[jds:凝然|凝然]] インド、中国、日本の三国にわたる浄土教の弘通を教義史的に明かす書。 | ||
+ | *[[『柴門玄話』]] 僧叡 石泉派の[[JWP:石泉僧叡|僧叡]]が、覚師、蓮師の「信前行後説」に対して主張された「法相表裡説」を説く論考。 |
2021年10月21日 (木) 14:50時点における版
- 浄土門関連文献
法然聖人関連
- 法然上人伝記(醍醐本) 大正6年に醍醐寺三宝院で発見された勢観房源智または弟子が書き記されたといわれる法然聖人の遺文。
- 三心料簡事 醍醐本 上に同じ。『観経』の三心釈に独自の見解を示されている。
- 三部経大意(良聖本) 金沢文庫本 神奈川県の金沢文庫に襲蔵されてきた法然聖人の法語。
- 三部経大意(真仏本) 専修寺本 真宗高田派本山専修寺に秘蔵されていた上記の異本。
- 竹林鈔 顕意道教 浄土宗西山派(深草流)の顕意道教上人著とされる。後年蓮如上人が盛んに使われた機法一体や平生業成を主張している。
- 帰命本願抄 向阿証賢 『御文章集成』(17)にあるように蓮師の次女見玉尼は、実質的に開山であった向阿の清浄華院の弟子であった。
- 略論安楽浄土義 伝 曇鸞大師作 御開山は引文されておられないが、仏智疑惑などについて詳しい。
- 往生拾因 永観禅師 法然聖人の専修念仏思想の先駆とされる書。御開山は「信巻末」の五逆追釈でこの書を引文されておられる。御開山が敬慕されたといふ教信沙弥の逸話がある。
- 興福寺奏状 承元の法難(1207)の元となった弾劾状。
- 延暦寺奏状 嘉禄の法難(1227)の因となった弾劾状。