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聞名往生

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

2019年11月26日 (火) 18:22時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版

もんみょう-おうじょう

 ただ本願名号聞信すれば浄土往生が決定すること。『大経』「往覲偈」には

「その仏の本願力、名を聞きて往生せんと欲(おも)へば、みなことごとくかの国に到りて、おのづから不退転に致る(其仏本願力 聞名欲往生 皆悉到彼国 自致不退転)」(註 46)

と説かれ、『銘文』には

「聞名欲往生といふは、聞といふは如来のちかひの御なを信ずと申すなり、欲往生といふは安楽浄刹に生れんとおもへとなり」(註 645)

とある。(浄土真宗辞典)

『尊号真像銘文』には、摂生増上縁の文を釈して、

「下至十声」といふは、名字をとなへられんこと下十声せんものとなり。「下至」といふは、十声にあまれるものも聞名のものをも、往生にもらさずきらはぬことをあらはししめすとなり。(尊号 P.657)

とある。

其仏本願力…
聞名欲往生の義
聞名往生の益

参照WEB版浄土宗大辞典の「聞名」の項目
参照WEB版浄土宗大辞典の「聞名往生」の項目