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唯信独達

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

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ゆいしん-どくたつ)。

浄土真宗の所依である『大経』には根本の願である「第十八願」に、至心・信楽。欲生我国といふ三心が誓われている。この三心(信)を「三心字訓釈」に、

「弥陀如来、三心(おこ)したまふといへども、涅槃の真因はただ信心をもつてす」(信巻 P.229)

とあるように、阿弥陀如来回向したまえる「至心」(智慧)と欲生(慈悲)を成一した「信楽」である信心が、涅槃の信因(成仏)であることを(ただ) 信のみといふ独特の涅槃の真因の法門に通達された、御開山の法門をいふ。そのは「この至心はすなはちこれ至徳の尊号をその体とせるなり」(信巻 P.232)といふ、なんまんだぶであった。