必至滅度
出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』
ひっしめつど
必ず仏のさとりを得ること。第十一願によって与えられる
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
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- 必ず滅度に至る。
「証巻」には、
と第十一願を「必至滅度の願」と標挙され「難思議往生」とされていた。
第十一願には、
と「国中の人・天」(国中とは浄土の国中のこと)とあり、第十一願成就文には、
と「かの国に生るるものは」とあり、第十一願は、浄土で必ず仏に成る正定聚に住せしめる願であった。「必至滅度」はその正定聚の者は必ず滅度へ至るべき位であることを説明したものであろう。 御開山は、なんまんだぶを称える信心の行者は、本願力に包摂されているから現世においてすでに正定聚であり浄土へ往生すればただちに必ず滅度(大涅槃、無住処涅槃)に至るとみておられたのであった。ゆえに第十一願を「必至滅度の願」と呼ばれたのであろう。