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真実の利

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

しんじつのり

  真実の利益(りやく)阿弥陀如来本願名号によって得る利益をいう。(大経 P.9,教巻 P.135, 浄文 P.477)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

「真実の利」とは、

如来、無蓋の大悲をもつて三界を矜哀したまふ。世に出興するゆゑは、道教を光闡して群萌を拯ひ、恵むに真実の利をもつてせんと欲してなり。(大経 P.9)

とあり、『無量寿経』の流通分(将来にこの経の教えを広めていくこと)で、説かれる、

仏語弥勒 其有得聞 彼仏名号 歓喜踊躍 乃至一念。当知此人 為得大利。則是具足 無上功徳。
仏、弥勒に語りたまはく、それかの仏の名号を聞くことを得て、歓喜踊躍して乃至一念せんことあらん。まさに知るべし、この人は大利を得とす。すなはちこれ無上の功徳を具足するなりと。(大経 P.81)

とある乃至一念の無上の功徳である、なんまんだぶと称え聞く大利を真実の利という。
御開山は「教巻」で『大経』とは、

説如来本願 為経宗致。即以仏名号為経体。
如来の本願を説きて経の宗致とす、すなはち仏の名号をもつて経の体とするなり。(教巻 P.135)

と、仏の名号(なんまんだぶ)を体とする経典であるとされた。浄土真宗は、この名号がわたくしのものとなったときを信というのである。