「この法…等し」の版間の差分
出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』
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2024年2月29日 (木) 01:12時点における最新版
このほうをききて…ひとし
通常は「この法を聞きて歓喜し、心に信じて疑なければ、すみやかに無上道を成じ、もろもろの如来と等しからん」と読む。(信巻 P.237)
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
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『華厳経』で善財童子の菩提心を説く「入法界品」の結論の偈文から引文。➡「入法界品」
- 『華厳経』の当分
- 御開山の訓点
と、如来から回向される信心(菩提心)を歓喜し疑い無き者の意に転じられた。信心は如来からの賜りものである意を表すためこのように訓(よ)まれたのであろう。浄土真宗の信心とは無疑心であるからである。
なお、聞此法(この法を聞きて)とは『華厳経』では善財童子の求めた菩提心であり、これを阿弥陀如来因位の法蔵菩薩の菩提心(本願)とし、これが私に於いては回向された願作仏心であり、還相の度衆生心を内に含んでいるご信心(横超の菩提心)なのである。
ゆえに御開山は「信巻」で「横超の菩提心釈」(信巻 P.246)、を顕しておられたのである。浄土真宗の信心とは、菩提心でもあった。