「真実報土」の版間の差分
出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』
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2018年1月23日 (火) 07:28時点における版
しんじつほうど
阿弥陀仏の浄土。阿弥陀仏は因位真実の誓願と修行に報われて仏と成られた報身仏であるから、その浄土は報土である。
これに真実報土と方便仮土の別があり、他力の信心を得た者のみが往生する報土を真実報土という。→仮土、浄土、補註2。
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
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補 註 |
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阿弥陀仏 |
往生・真実証・浄土 |
機・衆生 |
具縛の凡愚・屠沽の下類 |
業・宿業 |
正定聚 |
信の一念・聞 |
真実教 |
旃陀羅 |
大行・真実行 |
大信・真実信 |
他力・本願力回向 |
同朋・同行 |
女人・根欠・五障三従 |
方便・隠顕 |
菩薩 |
本願 |
→七祖 補註へ |
2 往生・真実証・浄土
往生とは、阿弥陀仏の浄土に往き生れることである。阿弥陀仏の浄土は完全に煩悩が
「信巻」(末 264)に、「念仏の衆生は(中略)臨終一念の
親鸞聖人は「行巻」に、「往生はすなはち難思議往生なり」(202) と示され、また「証巻」の冒頭に「
必至滅度の願とは第十一願であり、その願文には、「たとひわれ仏を得たらんに、国中の
「証巻」に、「つつしんで真実の証を顕さば、すなはちこれ利他円満の妙位、無上涅槃の
衆生が往生するところの阿弥陀仏の浄土については、「
前に述べたように真実の証果はこの浄土において完成するのであるが、浄土は往相、還相の二回向があらわれでてくる衆生救済の
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
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