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いちねん

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

2017年11月13日 (月) 21:52時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版

一念

Ⅰ 極めて短い時間。一瞬。六十刹那、九十刹那、あるいは一刹那を一念とするなどの説がある。→刹那(せつな)

Ⅱ 信の一念。信心を獲得したそのはじめ、つまり阿弥陀仏本願のいわれを聞きひらいた最初の時をいう(時剋(じこく)の一念)。また、一心に阿弥陀仏をたのんで二心(ふたごころ)(疑心)のないことを指していう(信相の一念)。→補註7。(信巻 P.235, 一多 P.678,一代記 P.1242,三経 P.626,尊号 P.672)

Ⅲ 行の一念。念は称念の意で、一声の称名念仏のこと。大行(だいぎょう)衆生の上にあらわれる初一声の称名をいう(遍数の一念)。また、ただ念仏して他の行をならべ修しないことをいう(行相の一念)。

Ⅳ ひとおもい。少しの思い。(口伝鈔 P.875)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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信の一念
行の一念
一念往生
一念多念
一念発起
安心論題/信一念義
安心論題/行一念義
行信一念について