唯信独達
出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』
ゆいしん-どくたつ。
浄土真宗の所依の経典である本願を説く『無量寿経』には因位の阿弥陀仏の根本の願である「第十八願」に、至心・信楽。欲生我国といふ三心が誓われている。この三心(信)を「信文類」の「三心字訓釈」に、
とあるように、阿弥陀如来の回向したまえる「至心」(智慧)と欲生(慈悲)を成一した「信楽」である信心(仏の信であるような信)
が、涅槃の信因(成仏)であることを
ただ、なんまんだぶと称えることを念仏成仏の正因として領解することを、「信心正因」とも「唯信独達」ともいふのであった。
なんまんだぶ なんまんだぶ なんまんだぶ